チューリップは、春の花壇の代表選手。
手間もかけず、簡単に花が咲きますので、だれでも気軽に楽しんでいただけます。
砺波地方はチューリップの球根生産に適した自然条件を備えています。その条件とは・・・。
大正時代から始まった富山県のチューリップ球根生産ですが、先人の苦労のおかげで現在、富山県は日本一のチューリップ球根生産県になっています。
10~11月に植え付けるのが普通ですが、多少時期がずれても立派に開花します。有機質の多い土壌が適していますが、極端な粘土質や砂質の土以外なら、どんな土でも適応します。できだけ日当たりの良い所を選んでください。湿気の多い所は、病気になりやすいので注意しましょう。肥料を与えなくても十分開花しますが、芽が出たころ、週に一度3~4回ぐらいに薄い液肥を与えると、見違えるほど立派な花を咲かせます。冬の寒さにあてないと花が咲きません。
6号鉢に4~5球を、球根が隠れるぐらいの深さに植え込みます。1月ぐらいまでは戸外に置いておきます。水を切らすと花が付かなくなりますので、注意してください。
球根の間隔15cmぐらい、深さ10~ 15cmぐらいにして植え込みます。深く植えるほど、良い球根ができるようです。
咲き終わった花をそのままにしておくと、病気の原因になりますので、散る前に花首から摘み取ってください。
球根を掘りとる場合は、葉と茎が枯れあがった6月頃が適期です。掘りとった球根は土をよく落として、風通しの良いところで陰干しをしてください。充分に乾燥していないと、青カビが出たり腐ったりします。
球根がよく乾いたら、古い根を取り除いて、分球した球根をはずしてください。
次の植え付け時期まで網袋などに入れて涼しい場所に貯蔵しておきます。
チューリップは愛の告白を表します。
赤は情熱、黄は空しい愛、白は失恋、紫は永遠の愛、斑入りは美しい瞳。