砺波の特産品

大門そうめん

長い年月で培われた伝統の味 富山県砺波市 大門素麵 秘伝の素麺だからまげにこだわる。 恵まれた自然と豊かな風土に育まれ、おいしい大門素麺が生まれます。
大門素麺の特長

大門素麺(おおかどそうめん)は、全国的にも珍しい手延べそうめんで、長い麺をまるまげ状に丸めてあるので「島田素麺」とも「丸まげ素麺」とも呼ばれています。
季節豊かな富山県砺波地方で、四季の中でも素麺生産に適した初冬から晩春にかけてつくられます。原料にこだわりを持ち、一級小麦を名水庄川の清らかな水で何回もこね、一晩ねかせてグルテン(弾力性、粘り気)をだし、太より、中より、細よりと何回もよりをかけながら、細く長く延ばしていくので、麺の繊維がワイヤ状になり、コシが強く歯ぎわりの良い素麺に仕上がります。また、丸くまげ状にするため半生時に形を整え、約10日前後かけて本乾燥を行うため、素麺本来の深い味わいとなります。
コシの強い素麺ですから、ゆでたあと水切りに上げて水をよく切り、冷蔵庫に入れておけば、2日間はおいしく召し上がれます。召し上るときは、もう一度冷水に浸して下さい。また、寒い季節には温かいめんつゆにてお召し上がり下さい。

大門素麺イメージ

大門素麺の由来

大門素麺(おおかどそうめん)は嘉永元年(1848年)に、越中の国砺波郡大門村(現在の富山県砺波市大門)の田守三石衛門が売薬行商で能登を廻っているとき、加賀前田藩の御用素麺を製造している蛸島の栗田次兵衛を知り、田守が地元に帰って村の有志である中島次兵衛・中島与市・中島松三郎に、蛸島では素麺を作り高収入を上げ、当時としてはゆとりある生活を営んでいることを紹介したところ、中島次兵衛が蛸島へ出向き素麺製法を習得し、零細農家の冬期副業として素麺作りを始めたと伝えられています。
当初、秘伝として他人に教えなかった製造法も明治時代に入り、村内に広がり、恵まれた自然条件のなかで素麺の製法を吟味し、明治28年第4回国内勧業博覧会に入賞したのをはじめ、数々の品評会・博覧会に出品し名誉ある賞を受賞するまでになりました。今日では、長い年月に培われた伝統の製法がグルメ志向の人々に好まれ、贈答用としての需要が伸び、砺波の特産品として全国各地へ発送しています。

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大門素麺セット